「自分」と「心」のバランス

「自分」と「心」のバランス

メディアでもおなじみとなった名越康文さんが、自殺予防講演会として、講演を行いました。
彼の話の中で最も印象的だったのは、人間だれしも、「心」と「自分」という二つの側面を併せ持っているということでした。
「心」は、どちらかと言えばネガティブな感情を表します。
毎朝の生活の中で例えれば、「もう少し寝ていたい。」という感情。
一方、「自分」というものは「仕事に行かないといけない」というポジティブな感情で表現されます。
健康な状態を、名越さんの言葉で表現すると「自分」が表に出ている状態を指します。
昨今、増加するうつ病の患者さんを見てみると、初期症状の一つとして、これまで出来ていた家事等が出来なくなるというものがあります。
これは「自分」が失われ、「心」が表に出てしまった状況であると思います。
インターネットの時代になり、人とのつながりが希薄になってしまったことも影響し、「自分」と「心」のバランスは崩れがちになっているのかもしれません。